2015年2月11日(水/祝日):特定NPO法人北関東医療相談会講演会 & 医療相談会報告会

日時: 2015年2月11日(水、祝日) 開場: 13:00

会場: 〒320-0807カトリック松が峰教会

    宇都宮市松が峰1-1-5   TEL 028-635-0405

費用: 無料

連絡先: 080-5544-7577(NPO法人北関東医療相談会事務局)


講演会


演題: 「医療と宗教」―緩和ケアと日本の文化・習俗・仏教―

開演: 13:30~

講師: 坂東20番札所西明寺住職 

(医)普門院診療所内科医師 田中雅博師(医師・住職) 


講師紹介: 

 私は寺に生まれて僧侶になったが、父の勧めで大学は医学部に行った。卒業後は癌の専門病院の内科医師となった。受け持つ患者の殆どが進行癌だった。治すことが出来ない進行癌の患者さんが、当時文字通り若僧医師の私に「死にたくない、死ぬのが怖い」と訴える。これは人間独自の苦であり、どんな薬も効かず、手術で治すこともできない。この苦 しみの治療を担当するのは医師では無く僧侶ではないかと思った。実は、これは西洋では、以前は日本でも、当たり前のことだった。

 今から10年ほど前、緩和ケアに関するローマ教皇庁国際会議に招待された。会議は3日間で77ヵ国から758名が参加し、実質的には医療に従事 している宗教者の勉強会だった。カトリック以外の世界宗教からも1人ずつ招待され、私は仏教の立場を話した。日本では緩和ケアを単なる身体的苦痛 緩和と誤解される傾向があるが、鎮痛等は緩和ケアの前座にすぎず、真打は「死ぬ」という宗教的苦の治療なのだ。・・・・・


経歴

昭和21年益子西明寺生まれ。

昭和45年慈恵医大卒業。

昭和50年国立がんセンター内分泌治療研究室長。

(昭和57年西明寺住職であった父60才が心筋梗塞で急死)

昭和58年国立がんセンターを退職、大正大学仏教学部3年に編入。

平成2年大正大学大学院博士過程単位取得退学、西明寺に普門院診療所建設。

現在坂東20番西明寺住職、(医)普門院診療所医師。

ローマ教皇庁の医療国際会議に計4回招待され、仏教の立場等を講演した。


資格

医師、真言宗僧侶、ケアマネジャー、

第1種放射線取扱主任者免状(文科省原子力安全課)


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医療相談会報告・交流会


開始時間:15:30~

費用: 無料


主催: NPO法人北関東医療相談会

後援: NPO栃木タイムズ、栃木県信徒使徒職評議会

連絡先: NPO法人北関東医療相談会 080-5544-7577(主催者事務局)